東北六県は、六波羅密修行の道場。巡拝によって幸せの道がひらけます。

六波羅蜜(ろくはらみつ)とは、迷いの此岸(しがん)から悟りの彼岸(ひがん)へと渡る六つの修行(しゅぎょう)【布施(ふせ)・持戒(じかい)・忍辱(にんにく)・精進(しょうじん)・禅定(ぜんじょう)・智慧(ちえ)】をいいます。
東北六県は、まさにこの六波羅蜜の道場(どうじょう)
各県ごとにそれぞれ六つ、あわせて三十六の札所(ふだしょ)があり、お不動様の分身(ぶんしん)である三十六童子(どうじ)にお会いすることができます。
東北三十六不動尊巡拝の道は、満願成就(まんがんじょうじゅ)の幸せへと通じる道。
巡拝により六波羅密を体験することで、迷いを絶ち目標に向かい、前向きに進む生きる力と、お不動さまの大きなご利益をいただくことができるのです。

迷いを絶ち心の安らぎを祈るお不動さま

 不動明王(ふどうみょうおう)は大日如来(だいにちにょらい)の願いをあらわす尊い仏さまです。
その願いとは、慈悲(じひ)の怒(いか)りで迷いを絶ち、私たちを正しい道に歩ませることです。お身体(からだ)が召使いのお姿をしているのは、私たちの頼みとあればいかなることも応じるという決意のあらわれであって、いつもは静かなる悟りの世界をお身体(からだ)に秘めておいでです。お不動さまのお力は大威力(だいいりき)です。たとえて言えばあらゆる病を癒(いや)す薬ともいえるほどに、たいへん尊いお力です。
願わくは霊場に巡拝するご信者の人たちが、他に比べるものがないくらい勝れているお不動さまのご利益(りやく)を得られますよう祈ります。広大無辺の限りなきお不動さまの功徳(くどく)が、この世界に生きとし生けるもの、あらゆるものにわけへだてなく平等に行き渡りますように。

昭和62年6月「霊場開創願文」要約

迷いを絶ち心の安らぎを祈るお不動さま